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書籍・雑誌依存症診断基準

2010年09月23日 18:46

本好きのAさんが、特に本好きではないBさんの部屋を訪ねたとする。

A「えっ、本棚ってこれだけ?」

B「そうだけど」

A「読んだ本どうしてるの? 全部捨ててるの?」

B「いや。そんなに買わないだろ本なんて」

A「えっ、だって好きな作家とかいないの?」

B「いないだろ普通」

A「じゃ暇な時何してるの?」

B「いや、別に……えっ? 俺ってそんなに変?」

変ではない。どう見てもBさんの方が正しい。

 

一般的に、何か好きなものがある人というのは、

自分の好きなものに関して「全く興味がない人」がいると知ると、

信じられない、という顔をする。

野球好きの人は「プロ野球はどこのファンか」という質問に

答えられない人がいるとは思っていないし、

テレビ好きの人は「テレビはほとんど観ない」という人の存在を

都市伝説だと思っている。

「平均的な人と比べると、自分はかなり凝っている方である」という

事実に気付いていないのである。そこで冒頭のような齟齬が生じる。

 

というわけで本好きな人も、前出のAさんのようにならないために、

自分がどの程度偏っているのかを把握しておきましょう。

ICD10に載っている()「書籍・雑誌依存症」の診断基準を転載しますので、

当てはまる症状がないかチェックしてください。

 

書籍・雑誌依存症の診断基準

(a)  蔵書過多

・本を詰め込みすぎて本棚の棚板が外れた。(軽度)

・本棚に入りきらず床に積んでいる。(中程度)

・積んだ本が「層」をなしている。(重度)

 

(b)  本棚過多

・本棚を置く場所が足りないと感じている。(軽度)

・生活導線を本棚が塞いでいる。(中程度)

・窓を塞いでいる。(重度)

 

(c)   読書依存

・旅先には本を持っていかないと落ち着かない。(軽度)

・何か読んでからでないと眠れない。(中程度)

・何か読んでからでないと起き出せない。(重度)

 

(d)  書店依存

・特に目的がなくても、なんとなく書店に入ってしまう。(軽度)

・旅先でも、書店を見つけると入らずにいられない。(中程度)

・働いている。※上記2つが当てはまる場合(重度)

 

(e)   図書館依存

・貸出上限ぎりぎりまで借りるが、返却期限ぎりぎりになったことがない。(軽度)

・行きつけの図書館の、好きなジャンルのラインナップを把握している。(中程度)

・職員のシフトを把握している。(重度)

 

(f)   国内作家嗜癖

・好きな作家の、未読の単行本を見つけると踊り上がる。(軽度)

・単行本化が待てず、雑誌連載の次回を楽しみにしている。(中程度)

・コラムやインタビューを含め、発表されているあらゆる文章を
 把握していないと落ち着かない。(重度)

 

(g)  海外作家嗜癖

・好きな作家の作品は、すでに持っているものでも、新訳が出ると読みたくなる。(軽度)

・未訳の作品を把握していて、早く誰か翻訳しろと思っている。(中程度)

・原書で読む。(重度)


 

「軽度」を1点、「中程度」を2点、「重度」を4点として計算します。

合計が1点以上の人は依存症予備軍、2点以上の人は依存症です。

5点以上であり、「重度」の症状がある人は処置のしようがありません。


ここで「それは診断基準が緩すぎじゃないか」と思った人は、

そもそもそう思う時点で偏っています。

現実には、本というのは、読まない人は本当に読みません。

そして、読まない人の方が圧倒的に多数です。

寂しいです。


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