「疲れたから飲みに行く」って何よそれ

2010年10月28日 15:20

なんだかここ数日、やたらと寒い。

「まだ11月だぞおい」と思ったら11月ですらない。10月だ。

これはどういうことなのだろうか。

天気予報によれば、北方から出張ってきた寒気が

何やら頑張ってしまっているらしい。

頑張らなくていいのに。ほどほどでいいのに。

もしかしてこの寒気、何か勘違いをしているのではないだろうか。

「今年の夏は暑くて大変だったからその分思いっきり寒くしてやるぜ!」と、

しなくてもいい配慮をしてくれているのだろうか。
 

なんだかこの寒気、エネルギーに満ちあふれたある種の人間を連想させる。

緊張を強いられ休みなしで取り組んだ大仕事が終わった瞬間、

爽やかな笑顔になり、疲労困憊でぐったりしている周囲の仲間たちを見回して

「よしみんな、これまで肩がこって大変だったから今日は思いっきり遊ぼうぜ!

カラオケ行こうぜカラオケ!」とか言うあの人種である。

大仕事を終えた仲間たちがまず望むのは「家に帰って寝ること」であり、

遊びにいく元気などないということが分からないあの人種である。


別にこの人種、アホではない。

平素から配慮が足りない、ということもない。

仕事をサボっていたから自分だけ元気、というわけでももちろんなく、

むしろこういう人種は他人より精力的に仕事をする。

ただ、「遊ぶことで疲れがとれる」という物理法則を無視した、

よく分からぬ性質を持っているだけである。

(あと、なぜか大抵カラオケ好きである。)

酒の弱い俺には想像もつかないことであるが、

「飲んで騒いで疲れをとる」という、

「歯痛を消したきゃ蜂に刺されろ」に近い考え方を

強引に実践する精力を持ち合わせているのである。


おそらくこの人種は仕事中、

「これを終わらせたら思いっきり羽目を外そう」と考えることで、

自分を鼓舞し、疲労感を打ち破っているのであろう。

現在の疲労や絶望に対抗するため、それを乗り越えた未来の楽しさを想像する。

これは極めて合理的な方法であり、有効かつ健全である。

なかなか真似はできないが、責めることもできない。


でも、みんな疲れてるんですよ。

今は少しのんびりしたいんですよ。

溜まった洗濯物とか片付けたいんですよ。

だからもう少し暖かく、雨も少なくしてほしいんです。駄目ですかね。

スポンサーサイト


最新記事